いろいろの角度から撮ってみました
2009-08-07 19:46:31 (14 years ago)


Vol.13 2009.8.7
拝啓
八月に入り全国的に梅雨がやっと明け、今日は気温が上がり夏本番となりました。
初めまして、私はTの姉でF市在住のWと申します。
彫刻家丑久保先生のお話は度々お伺いしておりました処、妹から先生の作品を戴きました時は感動でした。
家では我が家の宝物として大切に飾らせて戴いて居ります。
写真はいろいろの角度から撮ってみました。光線の具合で思う様な写真ではありませんでしたが送らせて戴きました。
ボールの件ですが同じ向きで飾ってありますので、明るい前面と裏面では色が少し違っています。しかし木目がとても美しく出ています。
湿度の方も気になります。
先生の作品インターネットでの紹介見させて戴きます。これから先も今迄同様大切に飾らせて戴きます。
取り急ぎ、とりとめのないお手紙となってしまった事おゆるし下さい。
敬具
F市 Y.W.

椅子みたいにボールに座って
2009-07-28 20:11:44 (14 years ago)

Vol.12 2009.7.28
今回「もうひとつの陸のピース」の企画を思いつき、ボールのコレクターの皆様にお手紙をだした時、真っ先に連絡下さったのがEさんでした。
手紙を投函した翌々日の午前6時きっかりに電話のベルが鳴りました。
「手紙をもらったけど、ホームページだのメールだの私はわかんないんだけど、どうしたらいいんかね?」
お伺いして写真を撮り、お話を聞かせて頂くということになりました。
すっかり遅くなってしまいましたが、やっとお伺いすることが出来ました。
・・・・・
ボールは丑久保さんが文化庁の研修員となってニューヨークに行く前、引越しを手伝いに行った時に譲ってもらったんだよ。。
最初に丑久保さんが大谷に来たときは、誰だか知らなかったけれど、崖下の小屋に人が住むから電気を引いて欲しいと言われて、工事をしたんだ。その後空いていた石工さんの社宅に移って、引越しの手伝いはそこに行った。いろんな作品が置いてあったよ。その中で大きなボールが気に入って譲ってもらった。
家に置くと、まだ小さかった子供が、椅子みたいにボールに座ってゆらゆら遊んでたね。
・・・・・
Eさんのお父さんは林業を営んでいて、炭焼きもしていました。
ボールの作品には「炭化したボール」というのもあって、これは欅のボールをEさんのお父さんに炭焼き釜に入れてもらって焼いてもらったものです。
ボールの写真は炭焼き釜のところで撮らせていただこうと思っていました。
久しぶりにお伺いしたら、お父さんは5年前に亡くなられ、炭焼き釜もきれいに片付けられて跡形もなくなっていました。
フローリングの床に置いてあるボールは、大きいだけに重くて動かすのが大変です。でもボールだけの写真では大きさを伝えることが出来ないでしょう。どうしましょうかと言っているうちに自然にお二人の手がボールに伸びました。長年電気工事をしてきたEさんと奥さんの手です。
U市 T.E.
